Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics
低周波電磁界解析ソフトウェア
Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics 製品概要
Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics(以下、Simcenter 3D LF EMAG)とは?
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Simcenter 3D LF EMAGはプリポストSimcenter 3D Engineering Desktop上で使用することができる高速/高精度な低周波電磁界解析ソフトウェアです。
効率的なモデリングが可能なユーザーインターフェース、実績のある高精度ソルバにより、製品の信頼性向上や製品開発期間短縮、電磁界問題の解決などに貢献します。
Simcenter 3D LF EMAGは構造、振動、音響、流体などのソリューションと統合されたプラットフォームを使用するため、容易にマルチフィジックスを行える環境が用意されており、効率的なデータの連携が可能です。
Simcenter 3D LF EMAGの適用例
回転モータ、リニアモータ、変圧器、誘導加熱器、磁気センサ、焼入れ、スピーカ、ワイヤレス発電、磁気軸受等。
Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics 製品詳細
モデリング機能
高効率な作業を実現する機能や優れたユーザーインターフェースにより、Simcenter 3D LF EMAGは電磁界解析のワークフロー全体にかかる時間を大幅に削減できます。
・従来のワークフロー
・Simcenter 3D LF EMAGのワークフロー
マルチフィジックス(連成解析機能)
一般的な電磁界解析のマルチフィジックスにおいて、解析精度の都合により、複数のソフトウェアを使用し、組み合わせて実施するケースが多いですが、Simcenter 3Dは1つ1つの高精度ソリューション(電磁界、構造、流体、音響など)が統合された環境にあり、1つのプリポスト上で高効率、高精度の連成解析を実現します。
柔軟なジオメトリモデリング
Simcenter 3DはハイエンドCADのNXに基づいて作られており、NXと同等な形状作成、変更機能が使用可能で、効率的なジオメトリモデリングが可能です。
材料定義
ヒステリシスを考慮した非線形電磁気特性や電磁界と熱とのマルチフィジックスのための温度依存性材料の設定が可能です。デフォルトで300種類以上の材料が格納されています。
また、よく使用する材料のライブラリ登録が可能で、解析効率の向上化を実現します。
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B-Hカーブの定義
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鉄損カーブの定義
CAD形状の変更に合わせたメッシュの更新
Simcenter 3Dは2Dから3Dまで高速にメッシュを生成することが可能です。メッシュに関連する機能の優位点として、Simcenter 3DはCADとFEMデータの連携能力が高く、緊密に関連付けられており、形状変更したCADデータを簡単にFEMデータに反映させることができます。また、メッシュおよびその他の条件の再設定が不要となることで、作業時間を削減することが可能となり、作業全体の効率化を実現します。
モータ巻線コイルやマグネット等のパターン定義
巻線コイルやマグネットなどの分布配置設定時に、コイル配置間やマグネット配置間のピッチや配置角度、数などを設定する機能により、対象となる部位の分布配置を一括設定することが可能です。
モーション
モデル内の一部を動作させて変動する電磁界分布を演算し、ポスト処理時にアニメーション表示させることが可能です。動作の際、可動部位の移動に合わせてメッシュを自動更新します。
Journalファイルによる自動化機能
Simcenter 3DのJournal機能は、プログラム(C#、C++、python、Visual Basic、Java)によって、Simcenter 3Dの動作をコントロールし、動作の自動化やカスタマイズ化が可能となります。
また、ユーザーインターフェースで行った操作のプログラムを記述したJoutnalファイルを生成することができ、自動化を容易にします。
初心者のための機能
Simcenter 3Dは多機能なため、初心者が使いこなせるようにユーザーインターフェースを簡略化する機能が搭載されています。
解析機能
様々な業界で使用される信頼性のあるソルバを使用しており、高精度な結果が得られます。
静磁界解析
導体に流れる一定の直流電流による変動のない磁界を求めます。
調和磁界解析
導体に流れる一定な周期と振幅の正弦波での交流電流によって生成される磁界を求めます。
過渡磁界解析
導体に流れる変動する周期と振幅の直流電流、交流電流によって生じる時間変化のある磁界分布やモーション機能を使用して、物体が運動する際の生成磁界を求めます。
熱連成解析
渦電流損やヒステリシス損、電磁コアや巻線の損失を考慮し、減磁等の熱的問題の検討を行うことができます。
電界解析
導体に電流を流すことによって発生する電界を求めます。
その他機能・特徴
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- 回路エディタによる電気回路の作成が可能
- 2D、3Dモデルに対応
- パターン周期対象、軸対象モデルに対応し作業時間の短縮化
- 磁石の減磁解析
- インダクタンス、電磁力等の電磁特性、トルク計算
- 表面インピーダンスによる渦電流の表皮効果を考慮
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1/8モータモデル
Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics 事例一覧
モータ
変圧器
IHクッキングヒータ
Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics 動作環境
動作環境
OS | Microsoft Windows(64bit) |
・Windows10 Pro/Enterprise ・Windows11 Pro/Enterprise |
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CPU | Intel x86互換64bit CPU(Intel 64, AMD 64) | |
メモリ | 8GB以上 ※推奨 RAM:32GB以上 | |
ハードディスク | 20GB以上の空き容量(インストール用) | |
グラフィクス | ワークステーション向けOpenGL対応のグラフィックス製品 ※推奨: NVIDIA RTX, Tシリーズ、AMD Radeon Proシリーズ |
※Mac OS Xはサポートされていません。
※Linuxはソルバおよびプログラムの実行に対してのみサポートされています。
※詳細はお問い合わせください。
Simcenter 3D Low Frequency Electromagnetics 製品構成
前提条件
Simcenter 3D LF EMAGのご利用には、いずれのモジュールが必要です。
Simcenter 3D製品 [製品ID] | 製品説明 |
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Engineering Desktop [SC12500] | プリポスト機能のみ |
Structures [SC13500] | プリポスト機能にSimcenter Nastran Basic相当がバンドルされた製品 |
基本構成
上記のベースモジュールに加え、以下の低周波電磁界解析用モジュールが必要です。
- 上記の前提モジュール
- 低周波電磁界解析用プリポスト(必須)
- 低周波電磁界解析ソルバ(必須)
- 熱連成解析用ソルバ(追加オプション)
保守サービス
◇バージョンアップ
契約期間内にリリースされる新バージョンをお届けします。
メールによるSimcenter 3D LF EMAGのQ&Aを行っております。(原則として電話によるサポートはしておりません。)
Simcenter 3D LF EMAGに関する操作方法などについてご質問に回答いたします。
契約期間中は、回数制限はございません。
※以下に関するご質問、ご依頼は標準サポートの対象外となります。ご了承ください。
・ モデル作成の代行に該当する質問
・ 受託解析に該当する質問
クラウドサービス
・SiemensのクラウドサービスTeamcenter Shareの利用
・500GB+5GB×ライセンス数 のクラウドストレージ
例)10ライセンス 500GB+5GB×10=550GB
XaaSサブスクリプション
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